秋のガーデニング〜来年の花々を楽しみに〜
秋は、害虫も出にくく植物を育てやすい季節。これからガーデニングを始めたいというビギナーの方にも最適のシーズンです。来年また色とりどりの花を楽しむために、秋から冬への準備をしておきましょう。

秋まき草花のいろいろ


秋まき草花はたくさん種類がありますが、種をまく時期に少し違いがあります。

早めにまくもの
霜が下りるまでに株を大きくしたいので、気温が15〜20度になったらすぐにまきます。

秋半ばになってからまく
もし秋初旬にまいたときは、霜が下りるまでに十分根が張れるように、中旬に必ず剪定をすること。
どちらのグループも、秋にまいた草花は晩秋になったら越冬準備が必要です。ただし、苗を寒さに強くするために、2〜3回は霜に当て、枯葉を取ったり追肥や殺虫・殺菌剤の散布を行なってください。




パンジー、スカビオサ、ブルーレースフラワー、シャスターデージー、ニゲラ、クリサンセマムなど
パンジー





スイートピー、ゴデチア、デルフィニウム、ワスレナグサなど
スイートピー



早めに種をまくパンジー、秋半ばになってから種をまくスイートピー。どちらも晩秋になったら越冬の準備をしてあげましょう。



鉢植え植物の植え替え


ハイビスカス、ブーゲンビリア、ラナンキュラスなどは、鉢底から根が出ているようなら一回り大きな鉢に植え替える必要があります。

植え替え後は、一週間ほど明るい日陰に置き、その後は日当たりのいい場所に移し変えて施肥をし、寒くなるまでに新しい葉を育ててください。





夏に咲いた花々の手入れ


オダマキ、カンパニュラ、トルコキキョウなどの春まき草花はこの夏も私たちを楽しませてくれました。来年も再びきれいな花を咲かせられるように、追肥や枯葉の除去など十分手入れをお忘れなく。

また、勢いをつけるための手入れも必要です。とくに秋はしとしとと長雨が降ることも多く、灰色カビ病も発生しやすくなります。殺菌剤などを葉の両面に散布しておきましょう。

次の年の為の冬の手入れがきれいな花を咲かせるコツ。秋雨でカビが生えないように殺菌剤を散布しておきましょう。

次の年の為の冬の手入れがきれいな花を咲かせるコツ。秋雨でカビが生えないように殺菌剤を散布しておきましょう。



秋植え球根のいろいろ


球根の植え付け適期は秋中旬です。チューリップやクロッカスなど寒さに強いものは庭植えもでき、霜除けの必要もありませんが、フリージアなど寒さに弱いものは鉢植えをして、凍らせないよに越冬させてください。

ユリに関して、ほとんどの種類は秋中旬に植えますが、カサブランカなどオリエンタルハイブリッド系のユリは、店頭に並ぶのが晩秋になるので、その時期の植え付けで結構です。

寒さに弱い球根は鉢の中に植えて越冬させましょう。

寒さに弱い球根は鉢の中に植えて越冬させましょう。

チューリップ、スイセン、クロッカス、アネモネ、フリージア、スノードロップ、ヒアシンス、ラナンキュラス、早咲きグラジオラス、ユリなど

除虫植物ってご存知ですか?


秋になってもまだ暑さが続くことが多く、ガーデニング作業中など虫に悩まされることもありますね。そんな悩みの解決に、最近話題になっているのが「虫除け植物」と呼ばれるもの。

代表的なものには、ニームやモスキートブロッカー、蚊連草、レモンユーカリなどがあります。
蚊連草やレモンユーカリなどに含まれるのがシトロネラールという成分。その香りに昆虫忌避作用があり、とくに蚊に対して効果があるといわれています。市販の虫除け剤にもこのシトロネラールが使われているものがあるそうです。
またニームにはアザディラクチンという成分が含まれており、虫が葉を食べると体内で作用して「食欲不振」や「排卵障害」を起こすため、結果的に虫が寄らなくなるといわれています。

ヨーロッパなどで窓辺にゼラニウムを飾ることが多いのも、その香りに虫が嫌がる成分が含まれており、窓際に置くことで室内に虫が入ってくることを防ぐ目的があるとか。

科学的に十分な効果は期待できなくても、虫除けの植物を部屋に置くことは観葉植物としてもステキですし、人にも環境にもやさしいので、とくに小さな子供や高齢の方がいて化学薬品を使いたくない場合などはおすすめです。




◎文/トミマツユキ







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